コノフィツムとは


コノフィツム(Conophytum)は南アフリカ原産の多肉植物で、ザクロソウ科メセン亜科に属します。メセン(「女仙」)とも呼ばれます。マツバギクなどを含め、約120属2400種余りあり、多肉植物の仲間ではシャボテン科に並ぶ種類の多さを持ちます。

コノフィツム属は葉っぱが2枚しかなく、しかも互いにくっつきあって、ひとつのかたまり(球)になっています。この単位を「頭(とう)」と呼びます。最小単位は1頭、株が分かれて、共通の根に2つのかたまりが付いていれば、2頭といいます。

似たような形を持つものに、リトープス属、オフタルモフィルム属、ディンテランツス属などがあり、これらを総称して「玉型メセン」と呼ばれます。

サイズはだいだい数mm〜数cmで、見た目の面白さ、模様や花の美しさ、生育過程の面白さ、分球増殖の楽しさ等から、昭和3、40年代には、一部でかなり流行したようです。

は非常に多様で、日本では、丸型・鞍(くら)型・足袋(たび)型の三型に大別されていますが、その間の型も多く存在します。

生長は夏から秋にかけて始まり、まず脱皮してひとつのかたまり(1頭)が2〜3頭に分球し、秋〜冬〜春と生長して、夏に休眠する習性を持つ植物です。分球を繰り返すことによって毎年2〜3倍の頭数となり、うまく育てると数十から数百頭の緑色のかたまり(群生株)になり、それぞれが秋になって花を咲かせると、花のボール状になり、非常に美しくなります。詳しくは「生態」をご覧ください。

花の咲く期間は長く、色も白、赤、黄、紫、ピンク、茶色等々とさまざまです。昼咲きのものと夜咲きのものがあり、昼咲きは色彩があざやかで、夜咲きのものは何れも甘い香りがします。

園芸品種としての改良も盛んで、「錦園(にしきえん)」の田中喜佐太・田中正人などによって「花園(はなぞの)」を始めとするさまざまな作品が作られてきたが、なかでも「紫雲殿(しうんでん)」など紫色の花を咲かせる種類や、「御所車(ごしょぐるま)」など花弁がカールしている種類などは海外でも有名です。

増殖は遺伝子を保存するため、通常、株分け・挿し木によって行われ、大量に増やすことは困難です。

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レガーレ


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最終更新日: 2004/06/06 20:47

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