Ophthalmophyllum Dtr.et Schwant.

オフタルモフィルム属

南西アフリカ,大ナマカランド原産の倭性無幹の高度多肉植物で,体は一対の合着せる多肉葉より成り,円筒形又は円錐形で,頂部は盛上った透明な窓を形成している。肌は平滑のものと細微な乳状突起のあるものがあり何れもビロード状の繊毛に包まれている。体の感触はゴム状の弾力がある。

分球は少なく数頭或は稀に10頭近くまで群生するものもあるが,リトープスやコノフィツムの様な大群生は見ない。

 花色は白色,淡紅色,紫紅色,桃草色等で花径2cm位の艶麗な美花を10〜11月に開花し花期も長い。

 繁殖は殆ど実生に依るが株分け挿し木しても簡単に発根する。実生苗は3年目には大部分開花球に達する。

 生長期は普通秋9月から翌春5月頃までで夏は成球は完全休眠を与えるが,実生小苗2年位の間は休眠期も完全断水はしない方がよい。一般的の栽培はリトープスに準ずれば無難であるが形がリ属のものよりも小形であるから休眠中の日射は,コノフィツム程度に弱めるべきである。

 文献に依ると品種は17種位在る様であり,戦前には10余種が導入された記録があるが,大部分は消失したらしく,現在はその後の導入種を加えて半数位の品種らしい。本属には形の極めて近似しているものが多いので戦前も現在も若干の品種混乱はある様であるが,可憐さと花の美しさに於ては優れた一属である。

聖  鈴  玉

O. friedrichiae(Dtr.)Dtr.et Schwant.

 オ.フリードリッシアエ  風鈴玉(ふうりんぎょく)

 成球は高さ4cm径2.5cm位,肌は淡い銅赤色で頂部は盛上って大なる窓を形成する,白花の強健種で導入の歴史は古い。

O. jacobseniamum  Sehwant.

 オ.ヤコブセニアヌム  聖鈴玉(せいれいぎょく)

 若緑色肌はビロード状,高さ4cm内外で窓は透明な白緑色,花は桃菫色で美しく4〜5頭に群生する,オ.プラエセツクムと同品

 O.schlechteri Schwant.

 オ.シユレヒテリー

 高さ3.5cm位の明緑色球で休眠中も体色は殆ど変わらない。花は淡いピンク色,性強く10頭位まで群生する。

 

風  鈴  玉

桃    源

 O.dinteri Sehwant.

 オ.ディンテリー 通小町(かよいこまち)

体色は光沢ある暗緑色と銅紫色で帯赤色の窓,高さ3cm位まで,花は紫紅色で美しい,数頭より群生しないらしい。

 O.triebneri sehwant.

 オ.トリープネリー 風琴玉(ふうきんぎょく)

暗紫褐色の肌色で窓は淡褐色,花は白色の広弁花で微香あり,株立は教頭まで

 O.sp. 桃源(とうげん)

高さ3cm径2.5cm位。 緑褐色肌にて窓は濃い水色,花は濃桃色

 O.herrei Lavis.

オ.へレイ  白拍子(しらびょうし)

体色はオリーブ色でビロード状の美しい肌,花は白乃至淡いピンク色で微香あり,5〜6頭まで群生する。

シ ュ レ ヒ テ リ ー


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