DINTETRANTHUS Schwant.

ディンテランツス属

 大ナマカランド原産の無幹高度多肉植物で相対する二葉は基部合着,上部は届平で半球形となり稜線を走らせている。 体色は帯白灰色の緑で,褐色,赤色等をも加えた微妙な色彩で,暗色の小紋あるものもある。又肌の滑らかなものと皺状のものとがある。老株になると分枝して群生するものが多い。花は,鮮黄色大輪花で美しく,秋に開花する。所属種数は6種に過ぎないが何れも極めて格調高い一群である。

 栽培法はリトープスに準ずるが,より若干の乾操と高温を好む様である。

 繁殖は実生に依るが本属のものは何れも種子が女仙属中最も徴細であるから特に注意が肝要である又播種の時期は8月が最も発芽率がよい様である。

 D.microspermus(Dtr.et Derenbg.)Schwant.

 デ.ミクロスペルムス  奇鳳玉(きほうぎょく)

 単体,稀に数体に株立つ,体色は灰白色から時に灰緑色,時に帯赤灰菫色となり肌に暗色の小紋散在する。花は黄色で弁の先端赤色

 D.inexpectatus(Dtr.) Dtr.

 デ.インエクスペクタツス 春桃玉(しゅんとうぎょく)

体色は帯緑白灰色で星点が無い,時に依り淡赤色を帯ぶ。大きさは高さ径共5 cmに達し5〜60頭までの株立となる。花は濃黄色大輪

春  桃  玉

南  蛮  玉

 D.pole-evansii(N.E.Br.) Schwant.

 デ.ポールエヴァンシー  南蛮玉 (なんばんぎょく)

 楕円型で径4cm位まで育つが殆ど分球はしない。体の割目の開きは少なく全体が皺状を呈し体色は灰白色,時に帯赤灰色ともなる。花は黄金色

 D.puberulus  N.E.Br.

 デ.プベルルス  妖玉(ようぎょく)

 帯褐灰緑色の肌に暗緑色の星点散在し極微の有毛でビロード感触。高さ径共3cm位で群生し易く7〜8頭に至る。花色黄金色

 D.vanzijlii(L.Bol.) Schwant.

 デ.ウワンジリー  綾燿玉(りょうようぎょく)

 全体光沢ある乳白色で頂面に小豆色の不連続の短線模様あり白肌に映えて実に美しい。幼球は生長は遅いが成球は5cm位まで育ち5〜6頭まで群生する。花は黄金色秋咲,本種はリトープスに入れる向もあるが,花や種子から考察しても本属に入る。

妖  玉

綾 耀 玉


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