Gibbaeum Haw.

ギッバエウム属

 カルロー砂漠原産の高度多肉植物で極めて短い幹に叢生する。叢生する葉の基部は合着し,上部は広く開くものと或は殆ど接触するものとがあるが,何れも相互多少共異形で異常な風貌を見せている。 花は白色,桃色,紫紅色等で何れも短い柄を備えて開花する。

 生長期は品種に依り異なるが多くは軟から翌春頃までで夏は生長を停止するものが多い。栽培は他の女仙類に準ずれば無難であるが概して性強な品種が多いから気安く栽培出来る一群である。

 繁殖は実生に依って容易であるが,よく群生するものであるから挿芽を行っても簡単に発根する。

 此の属のものは多頭の群生殊に於て真の美しさを発揮する。独特の形態と以外の艶美な花は女仙中の名苑とも言えよう。

白    魔

藻  玲  玉

 

 G.album  N.E.Br.

 ギ.アルブム 白魔(はくま)

枝は横臥して団魂を作り形は不正卵形の異型で割目は殆ど密着している。全体ビロード状の微毛に包まれて殆ど銀白色,3〜40頭まで形よく群生する。花は白色又は桃色或は紫紅色の美花で花期は数週間に及ぶ。本種は全女仙中でも最美のものの一つであろう。

 G.cryptopodium(Kensit)L.Bol.(G.molle N.E.Br.)

 ギ.モーレー 藻玲玉(もうれいぎょく)

 若緑色の不正球型で割目は小さく浅い。全体白色のウブ毛に包まれて特殊の光沢あり,球は2cm内外に育ち20頭以上にも群生する。花は鮮やかなピンク色

 G.Shamdii N.E.Br

 ギ.シャンティー 苔蘇玉(たいせんぎょく)

 対生する葉は下部合着して不正菱型球を形成する。肌色は若緑色で微毛に依り銀粉を粧う。花は濃桃色中輪花を冬期多開する。性強く形よく群生して100頭を越えるに至る。

 

苔  蘇  玉

銀  光  玉

 G.heathii N.E.Br.

 ギ.ヒーシー  銀光玉(ぎんこうぎょく)

 平滑肌の卵型球で,草緑色乃至白線色,割目は浅く殆ど球形で,短い幹に10余頭位まで群生する。球径は普通2cm内外であるが,より大型のものと,より小型のものとがある。花は白色又はクリーム色で早春に開花する愛らしい有名品種

 G.Petrense( N.E.Br.) Tisch.

 ギ.ペトレンセ  春琴玉(しゅんきんぎょく)

 灰緑色の体色,形は金鈴に似て小型1.5cm乃至2cm,強健で極めて形よく叢生し100頭にも達するものがある。花は紫紅色で早春開花,花付もよく可燐な佳品。本種は以前一属一種のアルゲータ属とされていたもの。

 G.dispar  N.E.Br.

 ギ.デイスパル  無比玉(むひぎょく)

灰緑色で体は卵型,肌は織毛に依りビロード状を呈す。団塊状に10頭位まで群生する。花は淡紫紅色で比較的大輪で美しく愛すべき佳種。

 G.geminum  N.E.Br.

 ギ.ゲミヌム  青珠子玉(あおじゅすぎょく)

 横臥分彼する倭性濯木で,曲玉管玉の珠数の如き姿に育ち数百頭にも叢生する。体は明灰緑色で僅かに被毛する。花は洋紅色小輪で早春に多関する佳品

春  琴  玉

青 珠 子 玉


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